歯医者の中にはウェブサイトを開設して、読者からの質問に回答したり、あるいは自分の治療方針を書いている人がいます。これらのことは、これから歯医者に行こうという人には参考になることですが、重要なのは、行こうとしている歯医者もまったく同じ考え、治療方針を持っているとは限らないということです。たとえば、かなり進行している虫歯があったとしても、神経を出来るだけ抜かないようにするという医者がいます。なぜ、歯の痛みの原因となる神経を抜かないのかというと、神経を抜いてしまうことで歯に送られる栄養がなくなってしまい、年を取ってから歯が劣化しやすくなってしまうからです。

しかし、当然、虫歯が進行している歯の神経はすぐにでも抜いた方がいいという医者もたくさんいますし、ひどい場合は抜いてしまおうという医者も少なくありません。なので、インターネット上で歯医者のブログなどを読んで、自分もひどい虫歯があるけど、神経は抜いてほしくない、あるいは抜歯してほしくないと考えたとしても、それを伝えない限り、診察を受ける医者は神経や歯を抜こうと考える場合もあるのです。もし、どうしてもやってほしい治療があれば、直接伝えてみて、実際に診察をしてくれる歯医者の意見を聞いてみましょう。実際に歯を確認して、これは抜いた方がいいと医者が考えれば、それを伝えてくれるので、その意見を踏まえた上でこれからどうするのかを考えてみるといいでしょう。